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フランス語のR発音Yaskoの‘合宿’報告

更新日:4月2日

Bonjour ! アンサンブルアンフランセ語講師のYaskoです。

アンサンブルアンフランセ グループレッスン 講師

3月に、2コマ連続で、みっちりとフランス語の「R」の発音を特訓する「R発音合宿」を行いました。

2回目の開催でしたが、前回と違うところもあり、今回も楽しんでいただけたのではないかなと思います。 私のいつもの発音レッスンでは、生徒様それぞれの苦手や癖を、自然に聞こえるようにアドバイスをしています。それは生徒様一人一人が違うのでここでは書き切れませんが...

大事にしていることは、「正しく発音すること」だけに固執せず、「より自然に聞こえるのはどうするか」「苦手を上手に隠す方法」や「美しい流れ、フレーズの作り方」などをお伝えしています。 フランス語で「発音」といえば、真っ先に「R」の発音を思い浮かべる方も多いと思います。それもそのはず、Rという子音は日本語には全くない音ですので、出すのだけでもコツが必要な音です。 しかし、Rが完璧に言えたとしても、癖の出やすい母音の発音が曖昧であったり、ぶつぶつ単語ごとで切れてしまっては、フランス人のようには聞こえません。

ですので、私の発音レッスンでは毎回Rがちょっと気になっていても他に目を向けて、Rだけで終わることのないようにしています。ちょっとした‘こだわり‘です。

しかし、やっぱりRを克服したい!という方が多いため、「Rのみ!!」というマゾ的な合宿(のような)レッスンを定期的に開催しています。

(実際、Nico先生にR合宿の話を打ち合わせ中していたら...

「うわ〜マゾい〜(原文まま)」とお墨付きをいただきました(笑)


本日はこのコラムで、全てお伝えし切れないとは思いますが、マゾいR合宿の中身をお伝えします。


フランス語のRの発音


実際最近の私の発音レッスンでは、フレーズの流れを保ちながら「母音だけで流れを作る、完璧な母音を、口の中の音を出す」ということをしています。 まさにRのレッスンでも、私はこの方法を取り入れています。 さらに、Rとは、「子音」です。 TやMなどと同じように「子音」の一つです。

何が言いたいかというと、「母音とワンセットである」ということなのです。 TやMは日本語と発音方法が同じなので、問題なく出せますが、しかし難しいRになると、Rを発音してから、時間差で母音がずれて聞こえるんです。 そこが一定リズムでRのアーティキュレーションができていない!ということに着目し、 「リズムの練習かな??」と思うような練習を、一人一人私がテンポを刻みながら発音していただきます。 (詳しくは私のアーカイブをご覧になるか、次回のR合宿にご参加ください 笑)


さらに、根本的に、RをLのように巻いてしまう音になっている場合、日本人にありがちのRの癖なのですが...そう、らりるれろ行で言ってしまう「あれ」、です。 その場合は物理的に舌がどこに触れているのかを解説します。

日本語のラ行のような読み方の場合は、舌先が動いています。しかしフランス語のRは、喉の奥が上にタッチしているんですね。 (この時のとんでもない私の顔がビデオにも残っています...)


そこで発想の転換!アンサンブルのYouTubeビデオでMatthieu先生が言っている「はひふへほ行にRは近いのだ」というアドバイスは、まさにそうです。Hに限りなく口の中の動きが近いのです。

La  Ha  Ra という順番で、口の中がどうなっているのか見てみましょう。そうすると、LaとRaがどれほど遠い子音なのかがわかります。

どうしても癖で舌先が動いてしまう人は、口を開けて、舌先を指で押さえつけてでも舌先が動かないようにレッスンでは、頑張っていただきました!


そして喉の奥でアーティキュレーションをするということが身体に染み付いたら、逆のことになりますが...「できる限り軽くして母音がすぐに出るように」という段階的なアドバイスをしています。


喉の奥でできているはずなのになぜか不自然になってしまいます、そんなお悩みの方はもっと軽くすることで自然になるのです。


などなど...書き切れないネタが盛りだくさん、いくら時間があっても語り終わらない永遠のテーマのRです。

2コマ連続でしたが、皆さん、画面越しにも個人練習を熱心にしている様子がとても伝わりました。私もまた、ハッスルしすぎて...終了後には、少々喉が痛いくらいでした💦


しかし一番嬉しかったのは、私のレッスンによくご参加される生徒様がその後、劇的にRの発音が変わって、ら行発音を卒業されていたことです。


私は一講師として生徒様に「気づいて」いただけるようなレッスンを心がけています。そして「自信を持って」発音していただくことがとても大事です。

自身のなさそうな発言は、例え発音が合っていたとしても、フランス人に「Hein ?」としかめ面をされ、自分の発音が間違っていたのかと、萎縮してしまうという負のスパイラルにハマってしまいますので、ぜひ、ドヤ顔で発音しましょうね。

私のレッスンでは皆さんに自信をつけていただきます。


4月は私の発音レッスンは休みですが、また5月から木曜21h、金曜20hに開催しますので、お気軽にいらしてくださいね。





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